一心の光ファイバーで済むBiDiは広く使われていますが実は今までは10Gbps以上のIEEE仕様がありませんでした。

その為様々な波長の組み合わせの製品が市場にあります。短距離製品ではCWDM GRIDの20nm間隔。1270nm / 1310nm / 1330nmから、1270/1330か1270/1310どちらかの組み合わせになります。

80kmを超える長距離は、10GbpsではC bandを使用する製品が大半です。1490/1550nm等。
25Gbps以上の変調速度では波長分散特性が良いより狭い波長間隔が使われます。1289/1314nm等。

IEEE 802.3cp

2021年6月にcloseしたIEEE 802.3cpにて、10/25/50Gの10/20/40kmのBiDiの仕様が策定されました。

  10G 25G 50G
BX10 1270/1330 1270/1330 1270/1330
BX20 1270/1330 1289/1314 1289/1314
BX40 1270/1330 1289/1314 1289/1314

 

WST製品とIEEE802.3cpとの違い

  WST IEEE802.3cp
WST-SFP+BX1 1270/1330nm -3.0/-12.6(OMA) 1270/1330nm -5.2/-12.6(OMA)
WST-SFP+BX4 1270/1330nm 0.0/-15.0(AVP) 1270/1330nm -3.0/-21.2(AVP)
WST-SFP+BX4E 1270/1330nm -3.0/-19.0(OMA) 1270/1330nm 0.0/-19.0(OMA)
WST-SFP+BX8 1490/1550nm -1.0/-23(AVP)    
WST-S28-BX1 1270/1330nm -2.0/-13.3(AVP) 1270/1330nm -4.0/-12.0(OMA)
(20Km)     1289/1314nm -4.5/-20.5(OMA)
WST-S28-BX4 1270/1310nm 0.0/-19.0(OMA) 1289/1314nm 0.0/-19.0(OMA)
WST-S28-BX6 1270/1310nm 3.0/-20.0(OMA)    
WST-S28-BX4E 1289/1314nm 0.0/-19.0(OMA) 1289/1314nm 0.0/-19.0(OMA)
WST-S28-BX6E 1289/1314nm 2.0/-21.0(OMA)    
WST-QS28-BL2 1291/1311nm 2.8/-7.6(OMA) (100G 20km)  
WST-QS28-BE3 1394/1309nm 3.0/-12.5(OMA) (100G 30km)  
WST-QS28-BE4 1304/1309nm 4.7/-13.8(OMA) (100G 40km)  

2023/09/27追記 IEEE802.3cp波長準拠の製品が追加されました。非対応製品は販売終了。

IEEE 802.3ah GE-PON

1000BASE-BX10 / 1000BASE-PX

1Gbps 1310/1490nm

IEEE 802.3av 10G-EPON

10Gbps 1270/1580nm

  • NTT東西の「フレッツ 光クロス」で採用
  • KDDI「auひかり ホーム10ギガ」に採用

100Gbps BiDi

400G LR4と同じ波長GRID 1270/1330を使用した10km製品をアナウンスしているベンダーがあります。

また、FOCが2022年月に30km仕様を発表しています。こちらはLAN WDM gridです。

https://www.fujitsu.com/jp/group/foc/subsidiary-gig5-sample/about/resources/news/notices/2022/20220617.html

 

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