過去にも同じテーマを扱っていますが、画像情報が欠落しているため再度整理したいと思います。
多くの場合はRJ-45コネクタを備えるの1G-TのSFPトランシーバーで発生する問題です。SFPのゲージは下面に抜け防止のラッチがあり、SFPモジュールを抜くときはそのラッチを押し下げる事によりロックを解除し抜きます。
RJ-45タイプが特に問題になるのは、装置全面のコネクタ面から突き出している長さが長い事にあります。通常の光タイプのSFPは突き出している長さが極めて短いために指で摘まむことができません。ラッチを解除する機能を持つフックを押し下げて指で掴む必要があります。つまり、抜くときはほぼ確実にロック解除の操作がされるのです。
RJ-45タイプはそのコネクタサイズの関係で指で摘まむ事が可能な長さが装置前面からあります。つまり、ロック解除操作をすることなく抜く方向に力をかける事が可能なのです。その結果装置側のケージのラッチが曲がってしまいます。一度曲がると、次に正常にロックを解除する操作をしても機能しないのです。そのため」「抜けない」状況に。
左が曲がってしまった例
小さいマイナスドライバー等をSFPの下面に差し込んで、曲がったゲージ側のラッチ機構とSFPの間に割り込ませるようにしてからSFPを引き抜きます。
一度曲がってしまったゲージ側は基本的に治せません。再度抜けない事故が発生しないように完全に曲がった部分を切り取るくらいしか対処方法がありません。
二心DUPのLCコネクタの爪を覆っているカバーが、下にもぐってしまう事が良くあります。このカバーは二つ独立している爪の解除が同時に出来るように設けられているものですが、それ自体に弾力があり長さもギリギリのため何かのタイミングで湾曲して短くなった時に爪の下に入ってしまうのです。
こうなると、このカバーを推しても爪はその上にあるのですから解除できません。
[ 要写真]