光ファイバーと一体になったAOC。各速度域の製品をラインナップしていますが、SFF-8472/8636/8024には10Gおよび40G AOCのタイプコードは定義されていません。このように仕様が綺麗な表に成らないのは気になります。
DAC | AOC | SR | |
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10G |
SFF-8472 byte 8 bit 2 |
SFF-8472 byte 3 bit 4 |
|
25G |
SFF-8024 0Bh, 0Ch, 0Eh |
SFF-8024 01h,18h |
SFF-8024 02h |
40G |
SFF-8636 byte 131 bit 3 |
SFF-8636 byte 131 bit 2 |
|
100G |
SFF-8024 0Bh |
SFF-8024 01h, 18h |
SFF-8024 02h |
400G |
SFF-8024 Table 4-5 1Dh |
SFF-8024 Table 4-6 10h |
製品の10G/40G AOCのタイプコードは10G SR/40G SR4の値が設定されています。ただしコネクタータイプが0x23(No separable connector)となります。25Gbps/laneの製品はFECが必要なためAOCは別に設定されたと考えられます。つまり、ケーブル長が不定の場合では仕様上FECがONとなっていますが、ケーブル長が短い場合は伝送特性上FEC無しでも10E-12のBERが確保できます。この境界を表す必要があるからこそタイプコードが必要なのです。
顧客のお話を聞くと、AOCで短距離であってもFECをOFFで運用する例は極めて稀のようです。まぁ、伝送仕様の特性を正確に表すための仕様と言う事でしょう。
400GはCMISとなるため単純には比較できないのですがやはりAOC用のコードで意義は無いようです。SRの仕様も長さに関係なくFECが必要となっています。
Legacyな10Gの世界でも両端のトランシーバーが固定されているDACではいわゆる”ベンダーロック”処置をしていないと言われています。AOCも同じ理由が適用されてよいはずですがそもそも区別することができないのでロック対象になってしまうのでしょう。ならば、ACC(Active Cabale 00:00:00:00:00:08:00:00)をセットしてやればよかったのか??