全く認識しない

一度トランシーバーを抜き、再挿入したときにコンソールに何らかのメッセージが出力されないか確認する。

参照しているインターフェースが正しいかを確認する。0始まりか1始まりか物理的なレイアウトが変則的な機器も多い。

正しく挿入されているか確認する

Linkが上がらない

機器がトランシーバーを正しく認識しているか確認する、機器のマネージメントインターフェースへのアクセスが必要。

  • トランシーバーのタイプ"100G CWDM4"等を正しく認識しているか、SNなどのデータは所得できているか、受信信号強度の表示はできているか。
  • 受信強度の表示だけされないのであればベンダーロックの可能性あり
  • 認識はするが送信出力がゼロの場合が許容消費電力が不足も考えられる

光の受信送信レベルの確認

  • 光が届いているかを確認する。マネージメントインターフェースで受信光のレベルを確認する。もしくは、パワーメーターを使用し受信側のコネクターを差し替え測定する。
  • 光を発信しているか確認する。マネージメントインターフェースで送信光のレベルを確認する。もしくは、パワーメーターを使用してトランシーバーの送信側のコネクターの出力を測定する。
  • 送信光のレベルがゼロに近い場合、I2Cのタイミングによって認識異常の可能性がある。
  • 送信光のレベルがゼロに近い場合、power classの要求が拒否された可能性がある。
  • 受信光がゼロに近い場合。ループバック接続して受信光レベルが変化するか確認する。もし、それでもゼロに近いのであれば故障。ループバックでは受信光レベルが確認できるのであれば配線ミスの疑いが強い。

長距離仕様の製品ではアッテネータを経由せずにループバック接続すると受信部を破損するので注意。

受信光のレベルが弱いのであれば、経路の光コネクター部のクリーニングを実施する。コネクタ接続部がロック一位置まで正しく刺されていない事も多い。

速度設定の確認

想定している速度でインターフェースが設定されているか確認

インターフェース構成の確認

ブレイクアウト構成が可能なポートの場合適切に設定されているか確認

FECの確認

光の受信レベルが許容範囲内であれば。FECの状態が対向で一致しているかを確認する。手動で双方にRS FECを設定してlinkが上がるのであれば自動認識の処理が不適切であるかトランシーバーのEEPROMの内容が不適切である。

認識電圧の確認

マネージメントインターフェースの表示でトランシーバーが認識している電圧を確認する。

LinkUPしているが品質が悪い

スループットが悪い

  • FCS errorカウントを確認する

FCS errorが多い

  • 受信光のレベルが高すぎるか低すぎる
  • 受信レベルは十分であっても反射が多い場合はBERは悪化する
  • FECが設定されるべき区間に設定されていない
  • スイッチとのEQの値が許容値を超えている

想定と異なる速度でlinkupしている

  • トランシーバーのEEPROM情報にはデータ速度も含まれているが多くの機器はこれを参照せずtype codeで判断している。新しいタイプコードは古い機器では認識できず動作しないもしくは想定外の速度でlinkupすることがある。対策としては手動で速度設定を行う。

フラッピング

  • ケーブルの取り回しが悪く伝送特性が不安定
    • DACはコネクタ部にテンションがかかり、最小曲げ半径も大きいので要注意
    • 光ファイバーも最小曲げ半径に注意
  • コネクタ部のクリーニング不足、手油による汚れは時間経過によって変化するので要注意。
  • 消費電力が許容値を超えている

DDMによる測定値の表示が表示されないもしくは正しくない

古い仕様ではDDM機能を有していることを示す情報フィールドが設定されておらず、機器側が非対応のトランシーバーであっても情報の読み取りを試みる事がある。この場合はゼロもしくは最大の0xffの値に相当する情報が表示されてしまう。基本的に対応策は無し。

対応している仕様のREVによっては、DDM機能を示す情報フィールドの解釈に差がありトランシーバー側が機能を有していても機器側に認識されない可能性もある。この場合は機器側が対応しているREVまで落とした情報フィールドをトランシーバー側に設定する必要がある。

マネージメントインターフェースにアクセスできない場合

  • まず、コネクタ部のクリーニングを行う。
  • 受信光のレベルをパワーメーターで測定する。
  • 送信光のレベルをパワーメーターで測定する。
  • ループバック接続でのlinkupを試みる

4波長多重の場合概ね6dB強く測定されるので、換算して規定値に収まっているかを確認する。波長毎のばらつきによる障害は稀である。

故障と判断する手順

  • 同一製品で異なるシリアルの製品を使用すると挙動が異なる

障害事例

  • 通電してからI2Cに応答するまでの時間が機器側の期待値よりも長く、I2Cによる情報所得に失敗して認識できない。
  • SFP+のポートに10G-Tのトランシーバーを差しても1Gになってしまう。
    機器が古く10G-Tのタイプを認識せず、10G SRのタイプコートを返すことにより10Gの速度設定が可能になった。
  • 100G CWDM4を差しても自動認識ではFECがOFFになってしまう
    機器が古く100G CWDM4を認識していない。手動でFECを設定。
  • MPO-12とMPO-24が混在していた
  • OM2のMMFを使用し光レベルは十分だったが分散値が大きかった

WS Japan側での基本対応手順

認識障害で返送されてきた場合

  1. 端子面等の外観検査
  2. EEPROM内容の確認
  3. 消費電流の測定

伝送品質障害で返送されてきた場合

  1. 光の出力レベルをパワーメーターで測定
  2. 短距離接続でBER測定しデータシート記載もしくは標準仕様の値を満たしているかを確認
  3. アッテネータを挿入してのBERT、疑似長距離ケーブルの用意はありません

上記いずれかの検査結果に問題があり光端面のクリーニングを行っても改善しない場合はトランシーバの故障と判断。必要に応じて工場に送付し解析依

上記の試験に問題が無ければ顧客が使用している機材に依存した障害であると判断し、使用ポートや機材の変更を行った再試験を顧客に依頼。

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