OCP Summit 2018にてFaceBookは様々な運用データを公開しました

 

OCP2018-TX-BIAS.png

バイアス電流と故障の関係

トランシーバーのバイアス電流、温度、光出力を全て所得して居て故障時にパターンがあることがはっきりしたとの報告がありました。

まず、バイアス電流が増える。上限まで達すると今度は温度が上がる、その次にレーザー出力が下がり初めてリンクダウン。

レーザー素子に異常が発生しそれを補うためにフィードバック制御で電流が増える。電流が増えれば当然温度は上がり、その補正も効かなくなりレーザー出力が落ちる構図です。

つまり、バイアス電流の上昇はレーザー故障の予兆であるわけです。予期しないリンクダウンを防ぐためにはレーザー出力よりもバイアス電流の監視が有用と言えます。

CWDM4の故障傾向

1)波長がふらつく

パワーを監視しても発見できない障害。

2)1波長のパワーぜろ

3)EYEが開いて居ない

4)

光スペアナを用いないと判明しない障害はやはりあるのです。

他にも、正常動作しているトランシーバーでも稼働後レーザー出力は少し下がる傾向があること。稼働後二週間で障害率は下がること。バスタブ曲線の”初期故障期”に相当します。

 

OCP2018のYouTube archive

Failure Prediction Mechanism for Pluggable Optical Interconnect at Facebook Data Centers

https://t.co/sptlopfWMv

100G CWDM4-OCP Update

https://t.co/HUC6KC6RQ3

Network optics BOF session

https://t.co/yJRFjlQI3S

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