Mellanox/NVIDIAは良く標準仕様とは異なる製品を世に出します。NICでは圧倒的シェアを持っていますのでトランシーバーメーカーは首を傾げながらも対応製品を用意しています。

(2023/0216追記)よく調べたら他社のNICも同様でした。

QSFP28 50Gbpsトランシーバー対応NIC

2x25GbpsのトランシーバーはDSFP28 or SFP28-DDが想定トランシーバーのパッケージングですがQSFP28のパッケージを使用し、4 LANEのうち2 LANEを使わない仕様です。(50GBASE-xR2)

• NVIDIA ConnectX®-4 / ConnectX®-5
• Broadcom BCM957414A4140C

QSFP56 100Gbpsトランシーバー対応NIC

QSFP56仕様のパッケージを使用し4 LANEのうち2 LANEしか使用しない仕様。(100GBASE-CR2)

QSFP56ポートでQSFP28 100G(100GBASE-xR4)とQSFP56 100G(100GBASE-xR2)両方をサポートしている

• NVIDIA ConnectX®-6 / ConnectX®-7
• Broadcom BCM957504-M1100G16  / BCM957508-P2100G  / BCM957504-N1100G  / BCM957508-N2100G

QSFP112 100Gbpsトランシーバー対応NIC

QSFPなのに1 LANEしか使わない仕様(100GBASE-CR1)。1x100G/2x50G/4x25Gの三つの100Gモードを備えている。

• NVIDIA ConnectX®-7

OSFP-RHS 400Gbpsトランシーバー対応NIC

OSFPなのに、4lane"400G_4X"しか使わない。"400G_8X"は設定できない。

• NVIDIA ConnectX-7 PCIe single OSFP-RHS NIC

MFT mlxlinkで指定できる"--speeds"

infinibandは4 lane構成しかないので。

• NDR,HDR,EDR,FDR10,FDR,QDR,DDR,SDR

EthernetはLANE構成の違いで同じ速度でも複数の設定がある

• 800G_8X : OSFP112 or QSFP-DD800
• 400G_4X : QSFP112 or OSFP-RHS 2x400G
• 400G_8X : OSFP or QSFP-DD
• 200G_2X : QSFP112 2 lane ?
• 200G_4X : QSFP56
• 100G_1X: SFP112
• 100G_2X:QSFP56 2 lane ?SFP-DD56/DSFP56
• 100G:
• 100G_4X : QSFP28
• 50G_1X: SFP56
• 50G:
• 50G_2X: QSFP28 2 lane or SFP-DD28/DSFP28

ethernetでsingle laneしかないもの

• 25G,40G,10G,2.5G,1G

”Q"と"DD"の意味

QSFPの"Q"はQuadを意味します。つまりSFPを４本束ねたもの言う事です。

QSFP-DDの"DD"はDuble Density。二倍の密度です。イメージとしては基板を二段重ねにしたもの。

従ってQSFP-DDは4x2でSFPを８本束ねた物になります。

WST製品の対応状況

弊社の2023年２月現在の上記特殊構成のトランシーバーへの対応状況。イーサネットスイッチ側ではこのような構成は採用されていないので基本的に両端でパッケージが異なる非対称接続になります。

NIC対向であれば全てのLANEが使用できる光トランシーバーもご利用できると思われます。

• 2x QSFP28 50G to QSFP28 100G DAC : 出荷実績あり
• 4x QSFP56 100G to QSFP-DD 400G DAC : 検討中(距離は厳しい)
• QSFP56 100G SR2(AOC) : 検討中
• QSFP56 100G DR : 検討中

ConnectX-6 supported data mode

Supported lane configurations