SFFにI2Cで機器に認識される情報の定義があります。そして速度に関しては1Gbps/10Gbps等複数の機能を有することを通知する事が可能です。しかし、機器側がその情報をどう扱うかは未定義です。私見では、複数の速度に対応している製品が想定されていなかったのではないでしょうか。
その結果、10G用のポートに刺すと1Gでしか使えない障害が発生します。機器によっては明示的に伝送速度を指定することで回避できる場合もありますが、光トランシーバー側で1G対応可能情報を削るのが一般的な対応です。同様の問題は10G/25Gでもあるとの会話もありましたが詳細は不明です。
光トランシーバーのハードウェアの特性から低い速度でも動作することは容易ですので、顧客の利便性が上がると考えて複数の伝送速度対応を示す製品は沢山販売されていますが、必ずしも付加機能があるのが良いとは限らない例です。
QSFP-DDから採用されているCMIS形式になると、使用出来る複数の伝送形式の優先度を記述する事が可能になりましたので同様の問題は起こりにくいと思われます。
掲示していたポスターの表記に誤りがありました。
皆さん興味をお持ちでしたが、北米での熱に比べると様子見の空気が強い感じでした。
予想より認知度がありませんでした。NTTのIOWNとの関連を聞かれましたが答えられませんでした。
QSFP112仕様のCX7を国内で入手された方もあり、Broaccomの400Gを既に試験された方もありやっと400G NICの話が一般的になった気がします。QSFP112はNIC用でしょうね。
光トランシーバーだけあっても利用する機器がなければ意味がないのですがOSFP 8x200Gの1.6Tbpsのトランシーバーは現在サンプル調達できる部品で組み立てることが可能です。量産できるほど安定して部品が供給されるのはまだ先になるでしょう。光トランシーバー屋の視点では200Gbps per laneは既に安定した技術だからです。
あまり本質的ではありませんが、調べてみると色々面白いので。
他にも、光ファイバーを製造している会社によって違うとか、業界によって違うとか、産業と学術では違うとか色々な話が転がっています。
結論的には、常用漢字の改訂があったとしてもJIC C 6831の表記であ「心線」が正しいという事になりますが、私は「芯」を使ってしまいますね。
類似した話に「長音記号」の話もありますね。JISの規定とその改訂、加えて文化庁のガイドラインとあります。
日本国内では敬遠されているAOCを弊社ではお薦めしていますが、制限事項とお薦めでない利用方法があります。
1)LANE速度変換
QSFP28の一波長100G DR/FR1/LR1はGEARBOXと呼ばれるLANE速度変換機能を備えています。QSFP-DD 400G DR4/FR4も同様です。AOCでは基本的にはこのような速度変換機能を備えていません。もっとも、別体のトランシーバーとAOCの厳格な差はないので速度変換機能を備えたAOCも弊社では特例的にラインナップしています。
2)長さの制限
価格表に記載している以上の長さは中途半端な長さの注文も受け付けておりますが、50m等の長めAOCの運用はお薦めしません。実際にラックに設置するときまた交換する時の作業でケーブルを損傷する例が多い為です。これは単純に長さの問題ではなくある程度以上の長さになるとその敷設経路が床下や高架などケーブルに負担をかける事が多いためです。
400GからはMMFではなく、SMFと主張する方も多いですが。2015年以降敷設するなら10GでもSMFが推奨と我々は考えます。MMFとSMFを混在運用するデメリットは大きく、またMMFとSMFのコストの差は少ないからです。