Rev 1.0 June 11, 2023
従来SFP112と呼ばれていた、SFP+/SFP28と互換性を持つ100Gbps対応のトランシーバーパッケージの仕様です。正直「SFP2」ってどうなんでしょ?
ケースの大きさはSFP+/SFP28と同じ。SFP56にも適用される。マネージメントはSFF-8472とCMISどちらでも適用可能だがSFP56とSFP112(SFP2)はCMISが推奨される。
気になる消費電力に関しては、放熱設計次第だけど5.0Wまでは想定。仕様上はそれ以上に関する記述もあり。19インチラック幅の1Uの高さの装置のフロントパネルに48ポート並べることが出来る放熱想定。
2023年7月現在、SFP112仕様のトランシーバーはいくつかアナウンスされているけど採用したイーサネットスイッチやNICは見当たらず。112SerDesファブリックを搭載した製品が主流になるCY24以降でしょうか。
そもそも、「SFP112」の名称は誰が決めたのでしょうか。SerDesの速度を当てはめただけなので自然に決まったも言えるのですが仕様書としては。SFP-DD MSAのSpeciicationsが明確に定義しています。これはNov 05,2011。
その後ciscoの解説文章などにもSFP112が登場し認知されたと思います。なのに何故「SFP2」なのか?
MSAとは各業界団体を示すもので特定の団体を示すものではありません。ですので、標準化に関する認知度と権威はSNIAが明確に上位です。伝送仕様におけるIEEEと同等。初期の様々な検討段階ではMSAの名称が使われSNIAの正式なドキュメントが出た時に正式な名称が決定されるのが通常の流れです。でも、MSAで定めた名称ルールが広く「通称」として広まると、SNIAの名称が広く認知されるとは限らず。各種説明書や顧客に説明する時に使用する用語としてどちらが適切かは悩むところです。
現状のQSFP28実装の100G CWDM4の消費電力は3.0Wを下回っているので、3.0W使えるなら消費電力的には足りる。問題はGearBOXとDFBレーザーが四発SFPに収まるかどうか。無理な気がする。SFP2ではシングルλですねぇ。
消費電力はSFF-8679に定義されているclass 8の10.0Wが実質最大。
こちらも「QSFP2」に、でも既に製品が出荷されているしQSFP112の表記はSFP112よりも定着していると思うのです。当分はQSFP112の表記を使った方がよさそうです。
QSFP112は QSFP112 MSAが規定しています。
従来のSFF-xxxxの表記と2016??以降変更されました。
Small Form Factor Technology Affiate(SFF TA)を意味します。
まず、型番のルールの検討をしなくてはいけません。今までは10Gは「WST-SFP+」、25Gは「WST-S28-」、50Gは「WST-S56-」。100Gは「WST-S112」が候補だったのですが「WST-SFP2」になるのか。これは会議でもめそうです。
SFF-TA-1031, SFP2 Cage, Connector, & Module Specification