QSFP-DD800パッケージで、8x100G lane構成のトランシーバーを作ることは比較的容易です。特に8対のパラレルファイバーを使う800G DR8(2x400G DR4)は400G DR4からGEARBOXを外して倍のLDを押し込めば良いだけ。それなりに大変です。
しかし、パラレルファイバーではなく二心のファイバーで利用できる伝送方式がやはり本命であり。8波長多重の800G FR8に関心が集まっています。果たして、400G LR4の時の様に予想外のCWDM grid採用があり得るのでしょうか。
20nm間隔のCWDM GRIDで8波長と言うと1270/1290/1310/1330/1350/1370/1390/1410となります。1GbpsのCWDMシステムでは使っていた波長構成ですのでLD素子は対応可能ですがOからEにかけての幅ですのでシングルモードファイバーの分散特性がかなり厳しい。FR8では無くCWDM8としてより短距離向けになるでしょう。
800G CWDM8 | 800G FR8 | 800G LR8 | |
---|---|---|---|
wavelength | CWDM | LWDM | LWDM |
distance | 500m? | 2km | 10km |
一番無難なのは400G LR8と同じLWDMの波長を使う。可能であれば800G LR8も同じ構成。
1273.54nm, 1277.89nm, 1282.26nm, 1286.66nm, 1295.56nm, 1300.05nm, 1304.58nm, 1309.14nm
2023年8月追記
2023年8月現在ではLAN WDMとCWDMそれぞれを使用した800G FR8をアナウンスしてるベンダーが検索すると見つかります。
800G PSM8 | 100G DR | 400G DR4 | |
---|---|---|---|
TX min AVG | -5.4 dBm | -2.9 dBm | -2.9 dBm |
RX min AVG | -7.2 dBm | -5.9 dBm | -5.9 dBm |
insertion loss | 2.8dB(100m) | 3dB | 3dB |
https://www.800gmsa.com/