2024年8月1日
株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパン
この度、ウェーブスプリッタ・テクノロジー社(米国)の日本法人である株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンでは、標準仕様で定められた配線の一部を使用しないという特殊な形式が必要なNVIDIA社 CX7(ConnectX-7)NICに対応した、400Gbps OSFP-RHS光トランシーバ二機種の受注を2024年8月5日より開始いたします。
NVIDIA社のネットワーク・インターフェースカード(NIC) CX7などが採用しているflat-top(OSFP-RHS)に対応し、最大50mの伝送距離を実現する光トランシーバです。接続には、MPO-12光コネクタの8芯マルチモード光ファイバを使用します。従来は”SR”の記号を使用していたレンジの製品ですが、高速化に伴い100mを下回る伝送距離となったことから、IEEE802.3dbにて400GBASE-VR4として仕様化された製品です。NVIDIA社 MMAZ00-NS400相当品となります。
モデル名 伝送帯域 準拠標準 形状 最大伝送距離 適合コネクタ 参考価格(外税)
WST-OR4-VR4-C 400Gbps 1x400G VR4 OSFP-RHS 50m (OM4) MPO-12 175,000円
写真1 WST-OR4-VR4-C
NVIDIA社のネットワーク・インターフェースカード(NIC) CX7などが採用しているflat-top(OSFP-RHS)に対応し、MPO-12光コネクタを搭載した最大500mの伝送距離を実現するIEEE802.3bs 400GBASE-DR4仕様の光トランシーバです。接続には、MPO-12光コネクタの8芯シングルモード光ファイバを使用します。NVIDIA社 MMS4X00-NS400相当品となります。
モデル名 伝送帯域 準拠標準 形状 最大伝送距離 適合コネクタ 参考価格(外税)
WST-OR4-DR4-C 400Gbps 1x400G DR4 OSFP-RHS 500m (OS2) MPO-12 325,000円
写真2 WST-OR4-DR4-C
400Gbps以上の高速光トランシーバの主要な仕様であるOSFPは、その仕様が公開されており、高い相互接続性が確保されています。しかしながら、NVIDIA社の製品仕様書には「OSFP flat-top」との記述があるのみであったため、OSFPの仕様書に記載されている「flat top heat sink」のことであると誤認されがちです。正しくは、PCIe SLOTの厚みに収まるようにヒートシンク部分を削除した、OSFP-RHSのことを示しています。またOSFPの仕様では、本来機器側の電気インターフェースは8 lane接続でありますが、CX7 NICでは4 laneしか使用していません。
したがってNVIDIA社 CX7 400G ネットワーク・インターフェースカード(NIC)には、こうした特殊仕様に合致した400Gbps光トランシーバをお使いいただく必要があります。
なお、CX7 NICにはQSFP112形式の光トランシーバを使用するモデルもアナウンスされており、当社ではこれに対応したIEEE802.3bs 400GBASE-DR4仕様の光トランシーバとして、WST-Q112-DR4-Cを販売しております。
モデル名 | 伝送帯域 | 準拠標準 | 最大伝送距離 | 適合コネクタ | 参考価格(外税) |
WST-Q112-DR4-C | 400Gbps | 400G DR4 | 500m(8芯SMF) | MPO-12 | 207,000円 |
【ウェーブスプリッタ・テクノロジー社について】
ウェーブスプリッタ・テクノロジー社は米国カリフォルニア州に本社を置く、データセンターや携帯通信のバックボーンネットワーク、あるいは携帯無線基地局のアクセス・ネットワークなどで使用される光イーサネットや、AIや科学計算などで使用されるHPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)システムなどで必要不可欠となる、光通信モジュール製品を製造販売する企業です。
【株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンについて】
株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパンは、ウェーブスプリッタ・テクノロジー社(米国)の日本法人です。ウェーブスプリッタ・テクノロジー社(米国)製品の日本国内における輸入販売事業を行い、国内のお客様へ高品質で安定した、価値ある製品を提供してまいります。
会社名 : 株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパン
所在地 : 〒101-0051東京都千代田区神田神保町 2-14 朝日神保町プラザ302
ゼネラルマネージャ : 櫻井 豊
URL : http://wavesplitter.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ウェーブスプリッタ・ジャパン
広報担当:櫻井